相続税が支払えない!そんなときはどうしたらいいの?

10か月以内に現金で一括払いしないといけない

相続税の支払いは、被相続人の死後10か月以内に、現金で一括払いしないといけないことになっています。十分な現金を持っている方には問題ありませんが、そのようにたくさんの現金を持っていない方も多いでしょう。相続税が支払えない、そのような場合にはどうしたらよいのでしょうか。方法は4つありますよ。まず1つ目は、延納といって支払いを分割してもらえる制度があります。延納できる期間は基本的には5年間ですが、相続する財産が主に不動産である場合などでは、さらに長い期間延納できます。ただし、延納の場合は利子がついてしまいますので、利子の分も支払わなくてはいけなくなってしまいます。

どうしても支払えない場合は物納も

現金一括払いが困難で、延納での支払いもできない場合には物納という制度もありますよ。物納は不動産だけではなく、国債や地方債、船舶などで納めることも可能です。ただし、不動産の場合、担保権が設定されていたり、境界がはっきりしていない土地や道路と接していない土地は物納することができません。また、収納価額は相続税の評価額で判断されてしまいます。物納するのではなく土地を売却して、そのお金で相続税を納める方がお得な場合もありますよ。

資産を売却したり金融機関から借り入れる方法も

資産を物納した場合は、相続税の評価額で判断されてしまいます。もし、売却金額がこれを上回った場合にはその方がお得です。ただ、売却できるまでには時間がかかってしまいますので、相続税を納付できるまでの期間、利子税を支払わなくてはいけない場合があります。納税のために急いで売却しないといけないと分かっている場合、足元を見られて良い条件で買い取ってもらえないこともあります。金融機関から借り入れをして納税するという方法は、延納より利子が安いのがメリットです。一方で、審査が厳しいというデメリットもあります。

相続税相談ができる事務所を探すにあたり、税理士や公認会計士などの税務上のスペシャリストから助言を受けることがポイントです。